うつわに少しひびが入ったくらいであれば、特に問題なく使えますし、そこまで気にもならないかもしれません。でも、もし爪などでまわりをコツコツと叩いてみて、鈍い音や他の部分とは明らかに違う音がするようなら、早めに直すことをオススメします。
と言うのは、うつわの表から裏まで貫通するようなひびであれば、それが少しずつ伸びていき、どこかのタイミングで唐突に割れる可能性があるから。日常的に使い続けていると、危ないかもしれません。
また、たとえば徳利など、割れて接着した後、内部に漆を塗ることが困難なうつわの場合は、できるだけひびが入ってしまった段階で修復してください。割れてしまうと接着することはできるものの、酒器などの食器としては使いづらくなる恐れがあります。