ひとつひとつの傷と丁寧に向き合う職人技

壊れたから…と諦めてしまう前に、
まずはご相談ください。

日々の生活をともにしてきたお気に入りのうつわ、家族が集まるハレの日に賑やかな食卓を彩ってくれていたうつわ。もしも、それが壊れてしまったら…。

当工房では、合成樹脂や接着剤などを一切使わず、古来より伝わる漆を中心とした自然素材のみを使った技法で、大切なうつわを修復しています。そのため、直したあとに食器として使い続けていただいても、安全性には一切問題ありません。
欠損に装飾を施し、あえて元どおりにはしない。だからこそ、そこには唯一無二の景色が生まれ、もののたどった歴史が残っていく。それが、金継ぎの醍醐味ではないでしょうか。泣く泣く捨ててしまう前に、まずはご相談いただけると幸いです。

【基本料金】1,500円(税別)
【欠け・ひび】20mm以下:4,000円(税別)
※以降10mmごとに欠けは1,000円ずつ、ひびは500円ずつ加算されます
【割れ】50mm以下:5,000円(税別)
※断面の長さが50mm以上になる場合は、10mmごとに1,000円ずつ加算されます
※150mm以上になる場合は、以降10mmごとに500円ずつ追加

<例1> 欠けが数ヵ所あって、その幅が合計26mm/6,500円(税別)
<例2> 割れたうつわの断面が合計128mm/14,500円(税別)

金継ぎだけじゃない?
お直しには、多彩な仕上げ方があります。

金継ぎと言えば、本金を使った仕上げをイメージされる方が大半だと思います。でも、実際には金の代わりに銀で破損箇所を繕う銀継ぎや、漆塗りで仕上げる方法も。うつわのデザインやお客様の好み、ご予算などに応じて、当工房ではさまざまな仕上げ方をご提案させていただいています。

本金ではなく、銀粉を用いて仕上げた銀継ぎのうつわ。キラリと光るシルバーも素敵ですが、銀には経年変化していくという特徴もあります。そのいぶし銀のような雰囲気を楽しむこともできますし、磨くことでまた輝きを取り戻すことも可能です。

あまり一般的ではないかもしれませんが、塗りもののお椀などが美しいように、漆で仕上げたお直しも捨てがたいもの。黒漆や弁柄漆、白漆などの色漆で仕上げることはもちろんのこと、渋い雰囲気が魅力的な溜塗や根来塗りは骨董にも似合います。

意外かもしれませんが、ガラス製品にも金継ぎをすることができます。とは言え、やはりあまりに薄いものは難しいかもしれません。ただ、手吹きガラスのような厚みのあるものなら大丈夫。少しの欠けでも、アクセントになって美しいものです。

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